精神障害者保健福祉手帳<3級>でお得になることリスト【リンク付】2018年3月現在

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多くのADHDerさんのサイトで精神障害者保健福祉手帳について解説されています。
しかし、ADHD症状が強めで、精神障害者保健福祉手帳1級、または2級を持っていて、さらに障害年金も受給している方が多め。「3級では特にお得にならない」という声もツイッターでよく聞きます。就労継続支援の雇用型(A型)/非雇用型(B型)を利用していない方も多いですものね。

でも、通院費用は同額とは言わないまでもかなり高額になりますよね! 少しでもお得になる方法を知りたかったので、ちょっと調べてみました。

以下、私が申請しようとしている精神保健福祉手帳<3級>でお得になる項目とその詳細のわかるサイトを(調べた範囲で)まるっとご紹介します。主に東京都内の情報です。他の地域にお住まいの方はこれを参考に、ご自分の地域でもにたサービスがないか探してみてください。

足がかりは、みんなのメンタルヘルス 総合サイト ~こころの病気・精神障害の方の治療・生活を応援する情報サイト~|厚生労働省精神障害者保健福祉手帳のページです。

公共料金の減免

NTT無料番号案内(ふれあい案内)が利用できます。NTTの104番に電話して番号案内を利用する際、最初に「ふれあい案内を利用したい」旨を知らせると無料になります。
が! 事前に登録が必要なんです。
NTT東日本の例になりますが、ふれあい案内担当 0120-104-174 に連絡し、発信する電話番号を登録し、利用するための暗証番号を発行してもらいます。ふれあい案内を利用する時は、この登録済みの電話番号から電話をかけ、暗証番号を告げなければなりません。

税金の控除・減免

所得税の障害者控除

納税者本人か、扶養している方が精神障害者保健福祉手帳3級を持つ障害者の場合、所得税の障害者控除が受けられます。
控除額は27万円(27万円がもらえるわけではない点に注意です。課税対象の所得額が27万円分だけ減ります)。
詳細は国税庁の障害者控除についてのタックスアンサー(No.1160)を参照ください。

住民税の控除

住民税も控除が受けられます。控除額は26万円です。
新宿区の住民税の障害者控除・非課税のページへのリンクを参考までに載せておきます。

住民税の税額を試算できるサイトがありました。自分の所得額を入力して、障害者のところにチェックし、扶養親族等がいるならそこもチェックすると、いくらかわかります。

相続税の控除

障害者である人が相続することになった場合、その人が85歳未満なら、相続税の額から一定の額が控除されます。
詳細は国税庁の障害者の税額控除|相続税の計算と税額控除についてのタックスアンサー(No.4167)を参照ください。

個人事業税の減免

前年中の合計所得額が370万円以下の障害者本人、または障害者を扶養している方は、障害者1人につき5,000円の個人事業税の減免を受けられます。
詳細は東京都主税局の「納税者または扶養親族等が障害者である場合の個人事業税の減免」を参照ください。

退職所得の控除

退職金を受け取った場合、一定額が控除されます。
障害者となったことが直接の原因で退職した場合には、控除額が大きくなります。

詳細は国税庁の退職金を受け取ったとき(退職所得)についてのタックスアンサー(No.1420)を参照ください。

少額貯蓄の利子等の非課税

通常、預貯金や国債・地方債の利子は支払われる時に所得税と復興特別所得税が源泉徴収されるそうです。
預貯金等の合計額が350万円までに収まるなら、その利子が非課税にできます。

ただ、最初の預け入れまでに税務署長に「非課税貯蓄申告書」を提出しないといけないのと、預け入れの都度、「非課税貯蓄申込書」を金融機関に提出しないといけないそうです。
どちらも金融機関でできるようなので、口座を新しく作る時間があるなら試してみてもいいかも?

詳細は国税庁の障害者等のマル優(非課税貯蓄)についてのタックスアンサー(No.1313)を参照ください。

心身障害者扶養救済制度に基づく給付金の非課税

扶養されている心身障害者の扶養者が死亡または重度障害となった場合に給付金を受け取れる制度があります。
心身障害者扶養救済制度は、心身障害者の扶養者が毎月一定額を納めることで、その方に万が一のことがあった場合に、扶養されていた心身障害者に毎月一定額が支給されます(生命保険みたいなものってことでしょうね)。
精神障害者保健福祉手帳3級の方の場合どうなるか、詳細が見つからないので、ひとまず東京都福祉保健局の「東京都心身障害者扶養救済制度」へのリンクを張っておきます。

税金関係は、「障害者と税」に関するPDFファイルや、「お年寄りや障害のある方と税」というタックスアンサーのまとめがありますので、まとめてチェックしたい場合にはこちらのリンクからチェックするとよいでしょう。

仕事

障害者雇用率へのカウント

精神障害者保健福祉手帳を持つ方を事業者が雇用した際、障害者雇用率へカウントされます。

ハローワークの障害者専門窓口

公共職業安定所(ハローワーク) 障害者専門の相談窓口(職業紹介、職業相談、職業訓練など)があります。受付は平日の8:30~17:15。
どこのハローワークにもあるというわけではないようです。見つかったものではハローワーク渋谷専門援助第二部門 03-3476-8609(音声案内コード 44#)がありました。

東京都障害者職業能力開発校

無料で学べる訓練科目がいろいろありますが、特に「職域開発(6カ月)」と「就業支援事務科(3カ月)」が精神障害者および発達障害者が対象となっています。
ハローワークで受講指示を受けて入校した場合は、雇用保険または訓練手当が支給されるとのこと。

東京障害者職業センター

独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構東京支部 東京障害者職業センターでは、

  • 就職に向けての相談
  • 職業能力等の評価
  • 就職前の支援
  • 就職後の職場適応のための援助
  • 職場復帰の支援

などが受けられます。(職業紹介だけ利用したい方はハローワークを利用してほしいようです。)

相談は予約制で、事前にセンターに連絡が必要です。都内には3カ所あるようです。

東京障害者職業センター 上野本所(TEL:03-6673-3938)

リワークセンター東京(TEL:03-5246-4881)

多摩支所(TEL:042-529-3341)

公益財団法人 東京しごと財団 障害者就業支援課

東京しごと財団の東京しごとセンターでは、下のような障害者の就業支援を行っています。
概要はわかるんですが、実際に利用された方の印象をうかがいたいですねぇ。

障害者委託訓練事業

受講料無料(訓練手当・交通費・昼食代の支給はなし)で、短期の職業訓練が受けられます。

  • 知識・技能習得訓練コース(3カ月以内):就労に必要な知識・技能の習得
  • 障害者向け日本版デュアルシステム(6カ月以内):就労に必要な知識・技能の習得、ビジネスマナー、職場実習
  • 実践能力習得訓練コース(3カ月以内):企業等の職場環境を活用した実践的な職業能力の習得
  • e-ラーニングコース(3~6カ月):企業等での雇用の継続を目的として必要な技能をスキルアップする

「求職者向けコース」と「在職者訓練コース」の募集内容のチェックはこちらから。(応募はハローワークの「障害者職業相談窓口」から行います。)

総合コーディネート事業

ハローワークや地域の障害者就労支援機関、企業等の関係機関と連携して、就業相談、企業とのマッチング、職場定着をサポート。

東京ジョブコーチ支援事業

東京都独自の「東京ジョブコーチ」が障害者を雇用する企業を訪問。障害者の作業適応支援や職場内の環境調整を支援して、職場定着をサポート。

東京ジョブコーチ支援室もご参考ください。支援依頼ができるのは、本人・家族・企業・支援機関等。だれか連絡を取ってもいいそうです。電話等で以来してから最初の訪問まで1週間程度で利用できるようです。

ちなみに「ジョブコーチってどういう人がやってるの?」という背景が知りたい方には、独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構の「訪問型職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修」が参考になるかと。障害者の就労支援を行う事業者や医療機関で働いている人が研修受講を申請できるようですね。

障害者就労支援情報コーナー

職場体験実習や企業への東京ジョブコート支援事業、障害者委託訓練事業等、その他の情報を紹介。

精神障害者社会適応訓練事業

就労の難しい精神障害者を対象とした、社会復帰のための能力向上の訓練が受けられます。東京都から委託された事業所に6カ月単位で最長3年間通います。

 

公営住宅の優先入居・生活資金の貸し付け

障害児(者)地域療育等支援事業

自治体で行う支援事業です。医師/ソーシャルワーカー/理学療法士/作業療法士/言語聴覚士/心理指導士/保育士等が、必要に応じて、障害児(者)や保育園等への助言・指導を行うそうなんですが、すみません、詳細がよくわからず……。
在宅支援訪問療育等支援事業と在宅支援外来療育等支援事業の2タイプがあるということはわかりました。

都営住宅抽せん優遇制度(家族向)

都内に引き続き3年以上住んでいて、申込者または同居しようとする親族が精神障害者保健福祉手帳を持っていると、一般世帯より有利な当選率で抽選が受けられます。3級の場合は、一般世帯に比べて当選倍率が5倍になります。

都営住宅の募集は5月と11月。優遇抽せんのある地区に申し込む必要があります。
募集情報は、東京都住宅供給公社の「都営住宅情報 募集のご案内」で確認できます。

詳細は東京都都市整備局の「<家族向>募集の入居資格の概要|都営住宅の入居資格」都営住宅の優遇抽せんをご参照ください。

単身者向都営住宅

都内に引き続き3年以上住んでいて、精神障害者保健福祉手帳を持っているなら、抽選方式の募集に申し込みできます。

詳細は東京都都市整備局の「<単身者向>募集の入居資格の概要|都営住宅の入居資格」をご参照ください。

高齢者世帯等居住継続家賃助成

東京都目黒区の例ですが、募集年度の4月1日現在で、いくつかの条件すべてに該当する場合、6年間、家賃の2割の助成が受けられます(上限あり)。募集数を超える応募があった場合は抽選となります。

  • 民間賃貸住宅に住んでいる
  • 区内に1年以上住んでいる
  • 世帯の年間総所得および家賃総額が一定金額以下
  • 自営業の場合、自宅家賃を経費計上していない
  • 世帯全員が住民税を完納している
  • 生活保護を受けていない
  • 高齢者世帯等居住継続家賃助成を過去・現在ともに受けていない
  • ファミリー世帯家賃助成を受けていない

その他の区でも家賃助成を実施しているようです。
こちらのサイトが参考になるかと思います。

 

生活福祉資金の貸付

東京都では自動車購入資金の貸し付けを実施しています。民生委員による面接と連帯保証人(連帯保証人なしの場合は利率が年1.5%となります)が必要。限度額は250万円で、8年以内に返済する必要があります。

また、居住する住宅で、障害者本人のための増築・改築・拡張・補修・保全に必要な経費の貸付が受けられます。限度額は250万円まで。民生委員による面接と連帯保証人(連帯保証人なしの場合の利率)は上と同じ。返済期間は7年以内です。

詳細は、「生活福祉資金貸付制度 悪市資金・教育支援資金のご案内」(PDFファイル)をご参照ください。

障害者(児)のための施設

障害者休養ホーム

公益財団法人 日本チャリティ協会の東京都障害者休養ホーム事業により、全国36カ所の施設を利用することができます。障害者(児)が家族や仲間とくつろげるような、一定の設備の整っている施設がそろっています。宿泊費の一部が助成されるので、お得です(障害者本人は大人6,490円、子供5,770円。付添人は大人3,250円)。

ただし、年度内に2泊までとなっています。あと、受付締切は利用日の2週間前(個人の場合;団体は3週間前)。

福祉事務所、または町村役場の窓口で配布されるパンフレットに、申し込み方法が記載されています。
肝心のパンフレットが手元にないんですが、こちらによると、

障害者 「宿泊予約したいが、日本チャリティ協会の施設利用の助成を希望する」

宿泊施設 「日本チャリティ協会さん、助成金の利用できますか?」

宿泊施設 「OKだった(orダメだった)」

障害者 「日本チャリティ協会に利用申込書を提出」

日本チャリティ協会 「利用券を郵送するよ」

障害者 「利用券を宿泊施設のフロントで提出!」

という流れになるそうです。なんか、すごくADHDerに不向きな手続きじゃないですか? 利用券を紛失しそう。でも6,490円安くなるのはいいですよね~。1.2万円の宿なら半額以下になっちゃう。

ちなみに、2017年10月末更新の障害者休養ホームとして利用できる全国の宿泊施設リストが大田区のサイト内にありました。

東京都の福祉事務所の所在地リストはこちら。

精神障害者一時入所事業

何らかの理由で都内の自宅で生活できない場合に便利に使えるのが、精神障害者一時入所事業です。
「症状が安定している」と医師の了解をもらった精神障害者なら、無料で一時入所施設を利用できます。

利用料は無料ですが、食事で弁当を利用する場合は実費。

申し込み・問い合わせ先は、東京都福祉保健局 中部総合精神保健福祉センター 地域支援科 TEL:03-3302-7742 です。

運賃の割引

都内の鉄道とバスの運賃割引

東京との場合、東京都 精神障害者都営交通乗車証を取得すると、都営の電車・バスが無料で利用できるようになります。
都電、都バス、都営地下鉄、日暮里舎人ライナーの定期券発売所などの窓口で、発行してもらえます。通常の窓口とは違うことに注意です。
発行手数料は平成20年4月から無料になっています。発行日から2年間有効です。

ICカード(PASMOカード)、磁気券、紙券があり、それぞれの購入できる定期券発売所が決まっています。

ICカード(PASMOカード)の発行場所と使い方

発行場所:都営地下鉄、または日暮里・舎人ライナーの定期券発売所
都営地下鉄&日暮里・舎人ライナーのIC改札機の利用:できる
都電&都バスでの使い方:IC運賃機で使う

磁気券の発行場所と使い方

発行場所:都営地下鉄、または日暮里・舎人ライナーの定期券発売所
都営地下鉄&日暮里・舎人ライナーの自動改札機の利用:できる
都電&都バスでの使い方:係員に乗車証を見せる

紙券の発行場所と使い方

発行場所:都電・都バスの定期券発売所、または市町村の担当窓口
都電・都バス・都営地下鉄での使い方:係員に乗車証を見せる
日暮里・舎人ライナーでの使い方:インターホンで係員を呼び出して、モニターに乗車証を提示

 

バスの運賃割引

都バスは上の東京都 精神障害者都営交通乗車証が使えます。その他のバス会社でも運賃がお得になりますよ。
東京都内を走る民営バス(一部コミュニティバスを除く)では、

  • 心身障害者民営バス乗車割引証:乗車時に見せると5割
  • 定期券割引購入申込書:定期券購入時に「定期券購入申込書」を見せると3割

の割引が効きます。
都内の障害福祉課窓口で事前に手続きが必要です。(参考:手帳の所持者向け民営バスの割引|板橋区

 

タクシーの運賃割引

メーター表示額から10%割引になるそうです(ただし、一部の事業者は精神障害者は障害者割引の対象外)。

 

携帯電話料金の割引

携帯電話料金の割引もあります。個人の名義で契約している回線でないと適用できないようです。

NTTドコモ 「ハーティ割引」

NTTドコモでは障害者向けに「ハーティ割引」を行っています。

  • 基本プラン(カケホーダイ&パケあえる)の対象プラン基本使用料が1,700円割引
  • FOMA料金プラン、Xi料金プランもハーティ割引対象プランの基本使用料が割引
  • iモードや留守番電話の月額使用料が60%割引

ただし、併用できない割引があります。ハーティ割引で契約するなら、以下の割引は契約できなくなります。

  • ファミ割MAX50
  • ひとりでも割50
  • (新)いちねん割引
  • 継続利用割引サービス
  • 定額データスタンダード割2
  • 定額データ 128K割
  • 定期契約

 

au 「スマイルハート割引」

auは「スマイルハート割引」といいます。やはり基本使用料などがお安くなります。
表になっていてわかりやすいので、auの「スマイルハート割引」のページをご覧になったほうがいいでしょう。

家族割とセットで利用できるようで、利用する場合は国内通話が24時間無料になるそうです。

 

ソフトバンクモバイル 「ハートフレンド割引」

ソフトバンクモバイルにも「ハートフレンド割引」という障害者割引があります。
こちらも月額基本使用料から1,700円割引されます。ベーシックな部分は携帯電話大手3社共通なんですね。

 

最後になりますが、外部のリンクもご紹介。

「精神障害者保健福祉手帳で受けられるサービス 全国版」というサイトは、民間の施設もカバーしていて、さらに詳しいです。箇条書きっぽく網羅的にリストアップしていってるので、ざあっと流し読みする感じになるかと思いますが、概要はつかめると思いますよ。

こんな感じですかねー。途中力尽きて調べるのが薄くなったところも出てしまいましたが、気が向いたら追記します。
みなさんの情報もお待ちしています。Twitterからでもお知らせいただけたら幸いです。